導入事例 製薬業界 田辺ファーマ株式会社様
グローバル展開と社内コミュニケーションを革新 リアルタイム翻訳ツールで意思決定が加速
企業プロフィール
- 業種:
- 製薬業界
- 従業員数:
- 4,490人(連結)
田辺ファーマ株式会社(旧社名:田辺三菱製薬株式会社)様は、1678年創業の歴史ある製薬企業で、医療用医薬品を中心に製造・販売を行っています。グローバル展開の一環として、海外関係会社や提携会社とのオンライン会議でリアルタイム翻訳ツールを活用しています。また、聴覚障がい者のコミュニケーションを支援するツールとしても利用されています。リアルタイム翻訳ツールの導入により、文字起こしと翻訳がリアルタイムで行えるため、意思決定が迅速になり、業務の効率化につながっています。
以下に、導入経緯と活用状況についてのインタビュー内容を紹介します。

リアルタイム翻訳ツールの導入開始時期:2021年9月
本記事のインタビュー実施時期:2025年4月
インタビューの参加者

ITデジタル本部 ITデジタル部
BT-S&M/PS/QVグループ

ITデジタル本部 ITデジタル部
インフラストラクチャー&コラボレーショングループ グループ長

ITデジタル本部 ITデジタル部
インフラストラクチャー&コラボレーショングループ
見出し
企業概要・導入背景
貴社の事業内容について簡単に教えてください。
医療用医薬品を中心とする製造・販売(https://www.tanabe-pharma.com/ja/company/outline.html)
田辺ファーマ株式会社は1678年に創業、日本の医薬品産業発祥の地である大阪の道修町に本社をおく、医療用医薬品事業を中心とする製薬企業として、最も歴史ある老舗企業の一つです。「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」をMISSIONとし、これを実現するため、中枢神経、免疫炎症、糖尿病・腎領域に加え、がん領域にも取り組んでいきます。田辺ファーマ株式会社は医薬品の提供を通じて、世界の患者さんやそのご家族のQOL向上に貢献していきます。
「リアルタイム翻訳ツール」を導入された目的について簡単に教えてください。
- 弊社はグローバル事業も行なっており、弊社グループの海外関係会社および海外の提携会社と日常的にオンライン会議の機会がある。
- 仕事を進めるにあたり疎通が少しでも取れることでプロジェクトの遅延等のリスクヘッジが図れる。
- 聴覚障がい者のコミュニケーションツールとして、本ツールを展開している。聴覚障がい者は耳が遠いのではなく話し声を聞く概念がない。そのためお相手の口元を目で見て聞くが限界がある。さらにオンライン会議が主流になっている現状の中、映し出される資料以外で重要な情報が話された場合、間違った方向に仕事を進めてしまう可能性があるためそのリスクヘッジも図れる。
導入前の課題
導入前に抱えていた課題やお困りごとは何でしたか?
英語を中心に言語ができる人(情報を把握できている人)とできない人(把握できていない人)との差が埋められない。会議でその場で質問できずに、会議後の議事録等を介してコミュニケーションすることが多く、タイムロスが発生していた。
導入に際して不安だった点や、懸念はありましたか?
文字起こしの結果や翻訳結果が70%~80%しか正しく翻訳されていないため現場の利用で十分に利用ができるかが心配だった。
数あるツールの中から、フェアユース株式会社のリアルタイム翻訳ツールを選ばれた理由は?
- Teams、Zoom、Webexなどの特定のオンライン会議製品内だけでの利用に限られることなく、WindowsPCのスピーカー音源経由の音声であればいかなるオンライン会議でも文字起こしができること。
- 文字起こしの結果や翻訳結果の精度が70%~80%の内容であること。
- クラウドでパッケージがSaaSとして販売されている、サポートも迅速であること。
- 言語が多数あること。
- 適宜機能の追加が迅速に行われること。
- ログが個人のPC端末に保存され、サーバーからの情報漏洩リスクがないこと。
- 文字起こしと翻訳結果がDeep Learningの再学習などの二次利用がされないこと。
実際の導入・運用状況
現在、どのような場面でツールを活用されていますか?
- 海外とのオンライン会議をメインに活用している。
- 聴覚障がい者の方においては、Face to Faceにおいても、お相手にマイクを向けて文字起こしとしても活用している。
実際に使ってみて、どのような点が便利だと感じましたか?
- コミュニケーションやお相手との疎通が取れること。
- Web URLが発行できるので、相手の方と文字起こしと翻訳結果画面を共有できること。
活用する中で意外なメリットがあれば教えてください。
- ログ機能がついていることで、後日、会議内容を思い出すにも活用しており、要約機能も会議内容の概要が確認できる。(後任の引継にも当時の記録としても活用することが可能。)
- 海外とのオンライン会議に通訳を介さず、日→英、英→日のそれぞれをゲスト招待して会議時間がほぼ毎回短縮(15~20分)になったことがあり、現在も毎回活用している。
導入後の効果・変化
導入前と比べて、社内コミュニケーションにどのような変化がありましたか?
文字起こし、翻訳結果で質問がすぐにできるようになり、意思決定のスピードが増したと実感している。
実際に使ってみて、どのような点が便利だと感じましたか?業務効率や働きやすさにどのような影響がありましたか?
「実際の導入・運用状況」の3、「導入後の効果・変化」の1と同様で業務効率や疎通が取れる影響があったこと。
ビジネス全体において、プラスの影響を感じた部分はありますか?
意思決定のスピードの速さに影響を与えていること。
今後の展望とメッセージ
今後、リアルタイム翻訳ツールをどのように活用していきたいと考えていますか?
英語圏以外の海外関係会社のコミュニケーションに活用できないかについて検討していきたい。
フェアユース株式会社に期待することがあれば教えてください。
- スマホのアプリにリアルタイム翻訳ツールを導入
- 読み上げ機能を追加
- 長文であればあるほど翻訳結果が遅れて出てくる、もう少し短く切って翻訳結果を早く出るようにしていただきたい。
- 言語の切り替え(日→英、英→日)を素早くできるようにしてほしい 、発言者の音声認識ができるとなおよい。
フェアユース株式会社からの追記(追記時期:2026年1月)
上記の③について
2024年4月27日に「ブースト翻訳機能」をリリースし、発話内容を単語や文節レベルで逐次翻訳できるようになりました。
機能詳細はこちら:https://fairuse.jp/real-time-translator/basic-feature/#basic-feature-2
上記の④について
2025年4月26日に「言語自動識別機能」をリリースし、複数言語で行われる会議でも、話者ごとに異なる言語を自動的に識別できるようになりました。
機能詳細はこちら:https://fairuse.jp/real-time-translator/ai-feature/#anc1
他の企業に向けて、ツール導入を検討する際のアドバイスをお願いします。
- 文字起こしの結果や翻訳結果が70%~80%の精度になっている目線で見ていただければと思います。100%の精度を期待して導入すると、期待値が上がりすぎてうまくいかないです。70%~80%の精度でも会議には十分に役立ちます。
- サポートが迅速かつ丁寧で解決までの時間が早いところも魅力のひとつです。